★★オススメCINEMA

2014年12月 2日 (火)

『FURY』憤怒、というタイトルがすべての答。

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 久々に新作映画を拝見しました。『FURY(フューリー)』。オールドファンには78年ブライアン・デ・パルマの作品が思い出されますが、今回は新進気鋭のデビッド・エアー監督による戦争映画。
 とにかく、とにかく驚きました。こんな見事で緻密な演出方法はみたことがありません。

 ものすごいアクションの中に、深い深い含みが籠められた作品なんですが、お話そのものはあまりにシンプルなので、今回はネタバレせずに見どころを解説するのがなかなか難しい。
 でも、いつものように見どころのお話をさせていただきますね。
  

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2014年3月 4日 (火)

『ローン・レンジャー』笑わぬデップが笑わせる!痛快活劇ここに復活!!

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 はい、みなさんこんにちわ。
 正直言いまして、あまり期待しておりませんでした。ジョニー・デップはシリアスもオトボケもネジの飛んだ役もこなせる大好きな役者ですが、『スウィニー・トッド』以外の昨今の出演作を見る限り、どうしても最近の似たり寄ったりのイカレタ役柄ばかりを連想していたからです。

 でも違いましたね、おなじオトボケでも、やはりジョニー・デップはすばらしい役者でした。
 この映画ほど、DVDで観てよかったと感謝した作品はありません。なんでかって?大騒ぎしてみられるからですよ。
 ヽ(´∀`*)ノ ハッハッハ!Σ( ̄ロ ̄lll) あっ!危ない!(;@д@;)あーっ!ひどい!わっ、びっくりした!わあわあ、やんややんや、それはもう、遠慮なく大騒ぎでご覧いただくためにも、ご自宅でご覧になるのが超オススメです。
 
 さあ、ではいつものようにネタバレなしの解説を進めていきましょうね。
 

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2014年1月26日 (日)

『マン・オブ・スティール』こんな逆風に抗うスーパーマンを待っていた!

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 はい、みなさんこんばんわ。
 突然ですけど、みなさんは『昭和ガメラ』と『平成ガメラ』、どちらがお好きですか?または、『対』のつくゴジラシリーズと、『ゴジラvsビオランテ』または『ゴジラvsキングギドラ』では?
 解りにくいですか?では『バットマン』で、ティム・バートン版とクリストファー・ノーラン版。

 一概には言えませんけど、後の方が好みとおっしゃるなら、この『マン・オブ・スティール』はお気に召すのではないでしょうか。
 私は、大変満足いたしました。いわば、アメリカンコミックは勿論、スーパーマンという作品自体をご存じない方ほど楽しめると思います。
 でもたぶん、映画好きな方にそんな方は居られませんね。だから風当たりは相当強かったでしょうね…
 

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2013年3月15日 (金)

『十二人の怒れる男』異様なほどの共有感にあなたは13人目の陪審員となる。

12angrymen00 原題も同じ『12 ANGRY MEN』。なんともいかめしい、時代めいたタイトル、どこか小むつかしそうな雰囲気、白黒映画、そして40代以下では見た事も聞いた事もない俳優ばかり。
 それだけでスルーされてしまうくらいに、古くなった1957年のアメリカ作品です。

 今更ながら名作中の名作で、三谷幸喜氏もオマージュ作を作ったほど大好きらしいので、タイトルくらいはご存じの方も多いでしょう。
 事実、脚本のしっかりした映画がお好きな方ほど、一度ご覧になれば夢中になって、どっぷり浸ってしまえるのがこの作品なんですね。

 年に数回のペースでNHK-BSの映画劇場で放映される作品なんですが、先の理由と、たいてい昼間の放映という事もあり、やはりスルーされてる事が多いようで。
 でもBSの受信料を払っておられるなら、観たことないのはもったいない。なのでこの機にご紹介させてくださいね。ええ、もちろん魅力と見どころのツボばっかりをご紹介。

 お話的にはネタバレなしですからご安心くださいね…。
 

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2013年3月11日 (月)

『チャールトン・ヘストン』人類4300年の歴史を生きた俳優

C_heston01_2 はい、皆さんこんばんわ。
 チャールトン・ヘストン。ハリウッド黄金期を飾る大俳優のひとり───というより、私にとってはとにかく声優・納谷悟朗さんが演じる俳優、という印象が強い。

 2008年4月5日に84歳で他界されましたが、その5年前にアルツハイマー病にかかっていることを公表されてからは表舞台からは遠ざかっていたとか。
 晩年は全米ライフル協会の会長とかでなにかとキナ臭い存在だった人ですが、現役当時彼ほど大スクリーンの似合う俳優はいませんでした。大も大、シネラマやシネマスコープは彼の主演映画ために開発されたといっても過言ではない。
 といっても、私も彼の作品を映画館で観たことはないに等しいのです。たいてい、テレビの洋画劇場でした。そう、尊敬する淀川先生の、とかね。

 その納谷悟朗さんも2013年3月5日に83歳で他界されたとの報が入りました。
 この黄金のコンビネーションでもう一度、いえ、何度でも観たいのですが、もう叶わぬ事なのでしょうか───。

 さあ、今夜はちょこっと想い出話をさせてくださいね。え?お前の話は長い、ちょこっとなんてウソだろうって?あはは、バレましたか。
 まあまあ、そんなこと云わずにお付き合いくださいな。
 

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2012年10月13日 (土)

『宇宙戦艦ヤマト2199』その旧作補正と挑戦〜私のように続編を拒み続けた人に〜

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 やっと、やっと出逢えました。

『違う、これは今までの上っ面ばかり真似た名ばかりのヤマトとは違う!この、このヤマトこそ38年間待ってた本物の、真のヤマトの魂を受け継いだリメイクだ』そう直感しましたね。

 そう確信したシーンは、どうという事のないワンカットでした…。
 

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2012年2月20日 (月)

『WALL・E/ウォーリー』21世紀のチャップリンは鋼鉄の箱形ロボット。(加筆)

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 この作品はどうしても待ちきれず、英語も分らないくせに無謀にも字幕もないままに観てしまいましたよ。
 でもこの作品に関しては、それがかえって良かった。
 余計な情報が入らず、画面のみから伝わってくるものが受け取れましたからね。

 この作品が2012年3月24日にBS映画劇場に登場!
 ブルーレイ環境がなくても、テレビさえハイビジョンならその画質でじっくり楽しめるんです。ありがたいじゃないですか…え?うちはもう、BDも大型画面のプラズマもある?まあ、憎たらしい。

 ともかく、ごらんになる機会を失った方でも、映画好きなら予告編だけはご覧になりましたね?
 予告ではコメディ仕立てに見えるこの作品、もう『CGアニメーション映画』という呼び方は不要であると思います。だってね、映画の出来映えはアイデアと脚本と、それを活かす演出次第であって、CGはどれほど高度であろうが単なる表現手段に過ぎないという事をこの作品はあらためて見せつけてくれたからです。

 さあ、いつものようにネタバレせずに“くすぐり”だけで見どころをご紹介しましょうね。
(この記事は2009年11月10日のものに加筆しました。)
 

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2011年12月 4日 (日)

『クリスマスキャロル』これぞ同名中で最高傑作、名作。ついにDVD&BD出ました!

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 はい、みなさんこんばんわ。
 もうすぐクリスマスですね。あら、もう恋人との約束で心ここにあらずですか。仕方ありませんね、でもこんな素敵な映画を観ながら一緒にすごすクリスマスもオススメですよ?
 今日は私の大好きなオールド・ムービーをご紹介しましょうね。
 笑えて、胸がじいんとなって、最後にとっても幸せな気分になれる素晴らしいミュージカルです。

 さあ、私の大好きな大好きな映画ですから、いつもより長いですよ。えっ、いつも長いじゃないかって?ごめんなさいね、その映画も私が大好きな映画だからですよ。じゃあ、いつもより“もっと”長いですよ、と申し上げましょうね。でも、楽しいですよ?
 

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2011年7月22日 (金)

『父と暮らせば』戦争の傷痕から学ぶべき事。

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 はい、みなさんこんばんわ。
 昨年2010年4月9日の井上ひさし氏に次いで、先日2011年7月19日に主演の原田芳雄氏も鬼籍に入られました。残念ですね。年を経るほどにまさに“いぶし銀”の味わいを深めておられただけに。

 そして今年2011年は、広島原爆投下の次の日、8月7日にこの作品がBSシネマにて放映されます。

 少しでも多くの方にご覧いただきたい作品ですので、古い記事ですがまたぞろほじくり出してまいりましたよ。

 さて。

 あなたは広島の原爆ドームの存在をご存知ですね。では、実際にご覧になったことはおありでしょうか。

 もう10年以上まえになりますが、筆者がはじめて実際に原爆ドームを見たとき、その色にぎょっとしました。

 テレビや写真で見るそれは、鉄骨がむき出しになった廃墟、草むしてはいるけれども全体に古びたコンクリートならではの、灰色モノトーンの壊れたビルディングです。

 しかし実際に原爆ドームの足元に立って見上げたとき受けた印象は全然違っていました。

 「えっ。この赤い色はなんや!? なんでこんなに赤いんや。」

 抜けるような初夏の青空をバックにしてそびえ立っていたにもかかわらず、筆者の眼に映ったコンクリートの廃墟はモノトーンなどではなく、まるで全体ににじみ出すように赤っぽい色に感じたのです。

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2011年6月25日 (土)

『ピーター・フォーク』飄々たる名優は本当に神様になってしまった。

Peterfalk_columbo『刑事コロンボ』の、なんてわざわざ言うよりも、刑事コロンボが亡くなった、というほうがしっくりくるほど、日本で知られた名優でしたね。

 コロンボと言えば殺人現場でも灰を落としまくってた安シガーと、放送開始からずっと乗ってた自称フランス車とワン公とよれよれコートと “チリ” ことチリビーンズ。
 いまだに本物を食べた事無いんですけど、いつ観ても美味しそうでしたね。

 ざっと検索するだけでも全シーズン全話に関する研究サイトがいくつも見つかるほど世界的に厚いファン層がある『刑事コロンボ』。なので私ごときは想い出話を語りましょうね。

 昨年までBS2で再放送がされてたのを私もつい先日まで大事に観ておりました。
 

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