【邦画】

2011年7月22日 (金)

『父と暮らせば』戦争の傷痕から学ぶべき事。

Img20050728
 はい、みなさんこんばんわ。
 昨年2010年4月9日の井上ひさし氏に次いで、先日2011年7月19日に主演の原田芳雄氏も鬼籍に入られました。残念ですね。年を経るほどにまさに“いぶし銀”の味わいを深めておられただけに。

 そして今年2011年は、広島原爆投下の次の日、8月7日にこの作品がBSシネマにて放映されます。

 少しでも多くの方にご覧いただきたい作品ですので、古い記事ですがまたぞろほじくり出してまいりましたよ。

 さて。

 あなたは広島の原爆ドームの存在をご存知ですね。では、実際にご覧になったことはおありでしょうか。

 もう10年以上まえになりますが、筆者がはじめて実際に原爆ドームを見たとき、その色にぎょっとしました。

 テレビや写真で見るそれは、鉄骨がむき出しになった廃墟、草むしてはいるけれども全体に古びたコンクリートならではの、灰色モノトーンの壊れたビルディングです。

 しかし実際に原爆ドームの足元に立って見上げたとき受けた印象は全然違っていました。

 「えっ。この赤い色はなんや!? なんでこんなに赤いんや。」

 抜けるような初夏の青空をバックにしてそびえ立っていたにもかかわらず、筆者の眼に映ったコンクリートの廃墟はモノトーンなどではなく、まるで全体ににじみ出すように赤っぽい色に感じたのです。

続きを読む "『父と暮らせば』戦争の傷痕から学ぶべき事。"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年3月30日 (火)

『パコと魔法の絵本』喜怒哀楽ぜんぶ詰まった傑作ファンタジー

Pakomagicalbook はい、みなさんこんばんわ。
 じつはね、この作品、今日テレビで初めて観たんですよ。
 おもしろそうやな、とは思ってたんですが、あまりにもどぎつそうな雰囲気になかなかアクションを起こせないでいるうちに劇場公開が終わってしまった。
 
 で、レンタルで…と思ってたけど、お店に行っても気づかなかったんで結局そのまま。
 やっぱりテレビの映画劇場って、偶然も含めて良い作品との出逢いの機会を増やしてくれますね。
 
 ありがたやありがたや。
 

続きを読む "『パコと魔法の絵本』喜怒哀楽ぜんぶ詰まった傑作ファンタジー"

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年12月31日 (月)

『武士の一分』サラリーマンでもプライドはある。

bushinoichibun.jpg はい、みなさんお久しぶりです。
 『武士の一分』やっと今日テレビで観ました。ありがたし。

 昔は一週間のうち、『◯◯映画劇場』と銘打った映画番組が何本もあって、それこそ黙っていてもいろいろなジャンルの映画を観まくったものでした。
 まあ、今ではレンタルDVD(ビデオでないところも時代の流れですねえ)がその代わりを務めているのでしょう。CMも入りませんし、基本的にノーカットですからそのほうが良いのかも知れません。

 ただ、思いもしない作品、実は観るつもりはゼンゼンなかったのに、たま~たま観たらすごく感動したとかハマってしまう作品だったという出逢いはなかなかレンタルではありませんから、やはりこうしたテレビ映画劇場はこれからも存続していって欲しいものです。
───そんなわけで。この『武士の一分』は私にとってソッチに属する───観たらなかなかよかった作品でした。
 

続きを読む "『武士の一分』サラリーマンでもプライドはある。"

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2006年8月 1日 (火)

『妖怪大戦争』痛快、映画で楽しむお化け屋敷!

yokaid_01.jpg

 はい、みなさんこんばんわ。
 筆者は基本的にリメイクものには懐疑的ですので、この作品も最初からなめてかかっていて、劇場では観ていませんでした。
 だけどやはり最初の1968年大映版を子供時代に知っていた関係上、一体どんな作品かとずっと気にはなっていました。で、深夜残業でえんえんと待ち時間ができたときに観てみると…
 これがすばらしく面白かったんですね、いや、楽しい。いつ果てるとも判らない憂鬱な待ち時間もすっかりふっとんで、自分も一緒になってワアワアやっているようなお祭り感覚の映画なんです。
 ま、結局そのあと完全徹夜のハードワークが待っていたんですけど。ははは…
 
 …オホン。まあ、しかたありません。レンタルででもちゃんとしたものをご覧いただくとして、とにかくこの楽しい作品をご紹介しましょうね。
 

続きを読む "『妖怪大戦争』痛快、映画で楽しむお化け屋敷!"

| | コメント (4) | トラックバック (7)

2005年10月 9日 (日)

『カーテンコール』平々凡々に淡々と生きてゆく。でもそこに劇的な感動がある。

curtaincall01.jpg

 はい、みなさんこんにちわ。
 映画って不思議ですね。過ぎ去った昔を描いたものが時を超えてよみがえり、逆に未来を描いた作品もいつしか過去のものになって行く。
 時間って、自分一人の中では時の流れに沿った一方通行でしかもたった一本の運命的なものなのですが、じつはこの世が始まって以来、人生と映画の数だけ時間軸があって、スタートラインこそ違うけどすべてがシンクロした並行世界なんですね。
 そんな並行世界がときに寄り添い、ときに交わるのが人の人生なのかも。

 おやおや、SFや哲学の話ではありませんよ。さあ、本題に入りましょうね。
 

続きを読む "『カーテンコール』平々凡々に淡々と生きてゆく。でもそこに劇的な感動がある。"

| | コメント (11) | トラックバック (24)

2005年8月 6日 (土)

『ビルマの竪琴』失われる命と弔う心。

Burmeseharp1
 
 はい、みなさんこんばんわ。
 今回は上映や放映とは関係ありませんが、ひとつの名作をご紹介しましょうね。
 筆者はもうこの作品を10回以上は観たでしょうか。今回、ブログの移転を機に記事も少々手を加えたいと思います。

 1945年…昭和20年に太平洋戦争が終わってすでに60年を越えました。この映画が作られたのでさえ、すでに25年も経つのです。
 毎年、12月8日には開戦を、8月15日には終戦を記念してさまざまなセレモニーや特別番組が催されてはいますが、これらを儀式やはるかな過去の記録として見るのではなく、あらためてその時代・その時に生きた人々と心を共有することで様々なことを考えてみたいものです。映画も同じことですね。
 

続きを読む "『ビルマの竪琴』失われる命と弔う心。"

| | コメント (0) | トラックバック (0)