【洋画:〜'69年クラシック】

2014年4月 1日 (火)

『グレートレース』CGでは絶対作れないドタコメの逸品。

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 はい、みなさんこんばんわ。
 さあ、この楽しい楽しい作品がBSでご覧になれます。もう古すぎて、めったにテレビで放映される事もないので中年の映画ファンでもご存じない方が多くおられるとか。

 制作は1965年ですから実はそれほど古くもないんですが、舞台設定が1908年で、しかも実にいい感じに、見事に活動写真らしい時代感を醸し出しているために、なんだか本当にもっと昔の大正〜昭和初期の“古き良き”時代に居るかのような気になってきますよ。
 本当は片っ端からお話したいんですが、実際にご覧戴くのが一番よろしいので、いつものようにネタバレしないよう気をつけながらこの映画の魅力をお話しましょうね。
  

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2013年3月15日 (金)

『十二人の怒れる男』異様なほどの共有感にあなたは13人目の陪審員となる。

12angrymen00 原題も同じ『12 ANGRY MEN』。なんともいかめしい、時代めいたタイトル、どこか小むつかしそうな雰囲気、白黒映画、そして40代以下では見た事も聞いた事もない俳優ばかり。
 それだけでスルーされてしまうくらいに、古くなった1957年のアメリカ作品です。

 今更ながら名作中の名作で、三谷幸喜氏もオマージュ作を作ったほど大好きらしいので、タイトルくらいはご存じの方も多いでしょう。
 事実、脚本のしっかりした映画がお好きな方ほど、一度ご覧になれば夢中になって、どっぷり浸ってしまえるのがこの作品なんですね。

 年に数回のペースでNHK-BSの映画劇場で放映される作品なんですが、先の理由と、たいてい昼間の放映という事もあり、やはりスルーされてる事が多いようで。
 でもBSの受信料を払っておられるなら、観たことないのはもったいない。なのでこの機にご紹介させてくださいね。ええ、もちろん魅力と見どころのツボばっかりをご紹介。

 お話的にはネタバレなしですからご安心くださいね…。
 

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2013年3月11日 (月)

『チャールトン・ヘストン』人類4300年の歴史を生きた俳優

C_heston01_2 はい、皆さんこんばんわ。
 チャールトン・ヘストン。ハリウッド黄金期を飾る大俳優のひとり───というより、私にとってはとにかく声優・納谷悟朗さんが演じる俳優、という印象が強い。

 2008年4月5日に84歳で他界されましたが、その5年前にアルツハイマー病にかかっていることを公表されてからは表舞台からは遠ざかっていたとか。
 晩年は全米ライフル協会の会長とかでなにかとキナ臭い存在だった人ですが、現役当時彼ほど大スクリーンの似合う俳優はいませんでした。大も大、シネラマやシネマスコープは彼の主演映画ために開発されたといっても過言ではない。
 といっても、私も彼の作品を映画館で観たことはないに等しいのです。たいてい、テレビの洋画劇場でした。そう、尊敬する淀川先生の、とかね。

 その納谷悟朗さんも2013年3月5日に83歳で他界されたとの報が入りました。
 この黄金のコンビネーションでもう一度、いえ、何度でも観たいのですが、もう叶わぬ事なのでしょうか───。

 さあ、今夜はちょこっと想い出話をさせてくださいね。え?お前の話は長い、ちょこっとなんてウソだろうって?あはは、バレましたか。
 まあまあ、そんなこと云わずにお付き合いくださいな。
 

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2012年5月22日 (火)

『フロント・ページ』仕事中毒の人ほど必見の傑作コメディ。

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 さあ、今回は私の大好きな大好きな名優、ジャック・レモンと、尊敬する大監督ビリー・ワイルダーの黄金コンビによる1974年の傑作コメディをご紹介しますね。
 ただしまたまた長いですよ。知っていると面白さが倍増するネタがいっぱいあるんで。
 でももちろん、ネタバレだけはしていませんからご安心を。

 さあ、お覚悟くださいね。…なんです?あまり長いと寝オチしてしまう?
 じゃあ、そこでお休みください。私はいつでもいつまでもここでお目覚めを待ってますよ。
 

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2012年4月19日 (木)

『死刑台のエレベーター』思惑のズレが人生の歯車を狂わてゆく

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 はい、みなさんこんばんわ。
 もう古い映画になりました。でも今も昔も変わらんのが、どっろどろの関係になった“男と女”の末路。しかもそれにキワキワの犯罪が絡んで、おまけに運命の悪戯が手を出すとこんなことになっていく…というのを、やんわりと真綿で首を絞めるような息詰まり方で描いた作品です。

 どうです、じれったいですか?いえいえ、見終わった後にあなた、絶対ため息つきますよ。
 さあ、じんわりと、でもネタバレすることなく解説しましょうねえ。
 

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2011年2月 4日 (金)

『野のユリ』庶民より俗っぽい尼さんと黒い天使の話。

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 はい、みなさんこんばんわ。
 またまた古い作品のご紹介です。レンタルでは見かけませんが、そのかわりセルDVDもあるようですし、BSでは年に一度くらい放送されるのでぜひお話しとかなあかんなあ、と思てた作品です。

 さてお話は。

 ワゴンって言うんですかね、どこからやってきたのか、アメ車独特の大きな平べったい車が砂埃を上げながら走ってる。そして『Lilies of the Field(野のユリ)』のタイトル、キャストのテロップ。B.G.M.には、この作品の主題曲『エイメン』のインストロメンタルがハーモニカで奏でられます…

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2010年4月23日 (金)

本当のスリラーの醍醐味『ヒッチコック』BS-hiで大特集。

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 ダークスーツによく太った身体を包んだ、鼻の高い禿げ頭のおっさんがアオリ気味なカメラ目線でおもむろに語り始めると、『ヒッチコック劇場』という世にも恐ろしい劇場の幕開けです。
 ヒッチコックと言えば、一度聴いたら絶対忘れられなくなる吹き替えの声は熊倉一雄さん。声優なんて単語どころか、まだテレビが珍しかった黎明期からずっと活躍しておられる御大、今もお元気で嬉しい限りです。

 しかも『ヒッチコック劇場』というテレビシリーズはね、超一流の映画監督が総監修、自らも何本か監督し、さらに全話のオープニングとクロージングのMCまでやったという贅沢なシリーズでした。
……まあしかし、ヒッチコックと言えば自作にサイン代わりと称してカメオ出演する元祖の“出たがり屋”なので、きっとほんまに楽しんでおられたんでしょうね。

 さあその彼の作品が一挙7本、2010年5月にBSハイビジョン・シネマに登場しました。
 えっ、あなた、見逃したんですか!? それは残念、どれも何度観ても面白い作品ですが、初めてご覧になるなら数倍、びっくりしますよ。ぜひ次のチャンスは逃さずに。こわいですよ。おもしろいですよぉ〜。ということで、たくさんあるから今回はざっくりと見どころをご紹介。
 

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2010年4月12日 (月)

『お熱いのがお好き』観ないと損する、元祖・女装コメディ♪

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 はい、みなさんこんばんわ。
 あら。そこの方。古いシロクロ映画なんか興味ないって顔してられますね。でも、映画はお好きなんでしょ?だったら、あなたものすごく損してますよ。この映画の舞台は1929年。古いもなにも、時代設定自体が昭和4年ですがな。
 色ですか?んなもん、日本人なら脳内変換で色なんかついてしまいますって。

 マンガとかご覧にならない?あれ、白黒でしょ。あら。マンガも興味ない?それ、人生の1/3を棄ててますよ。まあ、そうおっしゃらずに、この作品からご覧なさい。笑って笑ってしてるうちに、白黒映画なのに、すごくハデハデな色が見えてきますから。
 ご覧になった後、よくぞ教えてくれた♪って私にお礼言いたくなりますって。
 

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2010年2月 1日 (月)

『アパートの鍵貸します』男の優しさってなんやろか?

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 はい、みなさんこんばんわ。
 まえにご紹介した傑作コメディ『あなただけ今晩は』のキャスト・スタッフが、その3年前に撮ったのがこの作品。
 私がはじめてコレを観た時は小学生。正直、まったくこの作品の良さが解りませんでした。

『あなただけ今晩は』が、子供が観ても笑える生粋のコメディだとすれば、こちらはぐっと大人のテイストで作られた深みのあるお芝居で魅せる、少々難度の高いコメディ。
 だけどジュニアだって、一度でも恋をした事があるならぜひご覧なさい。まるでお酒の味のように、今は解らない所も回数を重ねるたびに意味が解ってきます。この映画の洒落っ気や意地の悪さが分かるようになります。

 年配の方には有名な作品ですが、クラシックとなっててご存じない方も多いかと思いますから極力ネタバレをさけて解説させて戴きますね。
 

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2009年11月30日 (月)

『いつも二人で』オードリーの素敵な愛のロードムービー。

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 今や希少価値になってしまったようなクラシック・ムービー…といっても私が幼い頃とかそれよりちょっと前なんで半世紀前くらいなんでワタシ的にはそれほどクラシックとは思っていないのですが……いずれにせよ、もうめったなことではお目にかかれなくなってしまった名作のなんと多いこと。

 その頃の作品たちの数少ない上映の場となったNHK-BS2の衛星映画劇場。

 どうやら2009年の初夏はオードリーの作品特集をやってたようで、毎月ちょこっとずつ順番に名作が掛かってましたね。で、2009年6月は2日の『麗しのサブリナ』3日の『いつも二人で』4日の『許されざる者』を放映してました。
 ということでこのうち『いつも二人で』をご紹介しましょうね。

 原題は『TWO FOR THE ROAD』。これもなかなか粋なタイトルです。

 素敵でオシャレな大人の恋愛映画、恋人がいる人も、いない人も、…いなくなっちゃった人も?
 ぜひぜひ、ゆったりと楽しんでご覧戴きたい作品です。

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