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2011年12月 4日 (日)

『クリスマスキャロル』これぞ同名中で最高傑作、名作。ついにDVD&BD出ました!

Christmascarroll01

 はい、みなさんこんばんわ。
 もうすぐクリスマスですね。あら、もう恋人との約束で心ここにあらずですか。仕方ありませんね、でもこんな素敵な映画を観ながら一緒にすごすクリスマスもオススメですよ?
 今日は私の大好きなオールド・ムービーをご紹介しましょうね。
 笑えて、胸がじいんとなって、最後にとっても幸せな気分になれる素晴らしいミュージカルです。

 さあ、私の大好きな大好きな映画ですから、いつもより長いですよ。えっ、いつも長いじゃないかって?ごめんなさいね、その映画も私が大好きな映画だからですよ。じゃあ、いつもより“もっと”長いですよ、と申し上げましょうね。でも、楽しいですよ?
 

 
 『クリスマス・キャロル』。2009年にもCGアニメとしてリメイク公開されますが、これは1970年版。まあ、もお39年も前になるんですね。
 ちなみにこの記事も最初は2006年12月14日、ブログでなく分離前の私のサイトでのもの。
 何度も何度も見返して、その都度「ああ、テレビで放映したらいいのに。ああ、せめてDVDが出ていたら多くの人に観て貰えるのに」そうずっと願ってました。

 そしたら、いつのまにか…たぶん2011年なんでしょうねえ、昨年も探したのに見つからなかったもの。しかも、ブルーレイ版まで出てました。それも結構安い!
 なんで、誰も私に教えてくれなかったんでしょう、とお恨みしたいほど。でも見つけたことで今私は嬉しくて仕方ない。

 なのでこの機会に、長い解説にまだ更に追記してしまいましたよ。ごめんなさいね。

 でも、ジャケット絵はレーザーディスク版の方がずっとずっと味がありますねえ。なので、この記事のトップ画面は昔の方を載せてます。

 原題をSCROOGE(スクルージ)といいます。この物語の主人公のおじいちゃんの名前ですね。

 いや、おじいちゃんなんて可愛い人じゃありませんよ。ごうつくばりで、エゴイストで、とにかく世の中に背を向けて毎日文句ばっかりいいながら金勘定ばかりしている厭なイヤ~なジジイです。
 原作はチャールズ・ディッケンズ。19世紀英国の世界的児童文学の大家です。最近では『オリバー・ツイスト』がまた映画化されたばかりなので、お若い方でも彼の名前を聞いたことあるかもしれませんね。

 ご存じの方も多いと思いますが、おさらいも兼ねてあらすじをお話ししておきましょうね。

 舞台は19世紀のロンドン、クリスマスイブの午後からお話が始まります。
 主人公エブニーザ・スクルージ老人は人間嫌いのどん欲な金貸し。街中は明日のクリスマスを迎える準備で大忙しなのに、安月給でこきつかっている秘書のボブ・クラチットがおずおずと願い出るまでクリスマスなんて無意味だと言って仕事を終えようともしないんですね。
 それどころか、ひとりでイブでうかれる街へくりだして何をするのかと思ったら、お金を貸した家々を廻っては返済の催促、あくたいの連続。
 街の人々に煙たがられ後ろ指を指されても、いっかな、どこ吹く風で取り立てを続けます。
 やがてイブもへったくれもない孤独なスクルージは、帰ってさっさとベッドに入って眠りにつくのですが、そこへ深夜にやってきたのが、かつての共同経営者で七年前に亡くなったはずのマーレイの亡霊(写真上左)。

 彼いわく、自分が身体に巻き付けている巨大な鎖は生前の強欲のせいで、じきにお前も死んでこうなる運命だから今のうちに悔い改めろ、その使者として三人のクリスマスの幽霊が現れるから覚悟しろ、と忠告に現れたんですね。いやあ、いい友達ですね。

 さすがのスクルージもマーレイの亡霊には肝を潰したものの、金の亡者で現実主義のスクルージは嫌なことは忘れようとさっさと寝直すのですが、時間が来ると予告通りに最初の幽霊、過去のクリスマスの幽霊(写真上右)が彼の前に現れます。

Christmascarroll03

 過去のクリスマスの幽霊がスクルージに見せたものは、本人さえもすっかり忘れていた、まだ夢多く若い頃のスクルージの日々。
 つぎに現れた現在のクリスマスの幽霊(写真下左)は、スクルージが見ようともしなかったまわりの人々の貧しい生活や懸命な生き様を見せます。そして最後に現れた未来のクリスマスの幽霊(写真下右)が彼に見せたものは………


 まず、19世紀のロンドンの描き方が素晴らしい。

 昨今なにかと話題になっている、内容の薄っぺらな歴史教科書では19世紀イギリスといえば産業革命花盛りで、いかにも華やかで活気にあふれた豊かな印象がありますが、じつはそんなのはごく一面に過ぎないんですね。

 実際には、もともと貴族と庶民という階層社会だったところへ持ってきて、貧富の差という社会の歪みがますます広がり、当時世界一級の文明国でありながら一歩裏へ回れば餓死者や病死者があふれる貧民窟があちこちにある…といった有様。
 よく“霧のロンドン”なんて表現がありましたが、実は霧ではなく工場の排煙や煤煙、排気ガスのスモッグのことだ…という説もあるほど、この時代はお世辞にもいろんな意味で綺麗な都会じゃなかったようです。

 むしろ、富裕層と貧困層の差は如何ともしがたく、しかも貧困層がほとんど。
 『マイ・フェア・レディ』でも『メリー・ポピンズ』でも、街へ出れば主人公たちの派手な色合いの衣装と対照的に、くすんだ、土と見分けのつかないような服装の人たちばかりが出てきますでしょう?それもわんさか、わんさか。

 あれが事実、あれが19世紀ロンドンの現実だったんですね。

 原作者のディッケンズはそうしたことに大変心を痛め、怒りをもってこのお話や先の『オリバー・ツイスト』のような物語をつぎつぎと書き続けたんですね。

 ですから、物語の幕が上がって、ほんとならクリスマス前で普段以上に活気があるはずの大都会ロンドンなのに、雪が降り積もった街は言いようもなく寒々しくて貧乏くさい。

 だけど庶民たちはボロボロであろうが汚れていようが、いつも胸を張って、ちゃんとした服装をしている。男性はシルクハットにクラバット…ネクタイの先祖ですね。あれをちゃんと締めている。
 女性はコルセットでウエストをギュッと締めて頭にはボンネット。きちんと自分たちは貧しくても公明正大にして正々堂々、一所懸命に誇り高く生きているんだ、と言っているんですね。

 この作品はミュージカルですから、物語全体がどこかお芝居っぽくて、しかもテンポの良いコメディの要素も持っているので高揚感があります。

 しかし浮かれているばっかりじゃなく、俳優たちのしっかりとした演技を社会背景などのきめ細かな演出で裏打ちされているので、ただ歌と踊りで楽しいだけで終始してしまう、という事がない。いつもキリリと引き締まったところがあって、緩みやスキのようなものがないんですね。
 だから画面のすみずみ、ちらっとしか登場しないエキストラの庶民たちに至るまでちゃあんとリアルな生活感を醸し出している。よぉおくご覧くださいね。

 今のハイビジョンやブルーレイならそのへんもしっかり再現されているはずです。

 もちろん貧乏くさいシーンばかりではありません。過去のクリスマスの幽霊のくだりでは、19世紀なかば、アール・ヌーヴォー華やかなりし頃の風俗がこれでもか、と登場しますし、“現在のクリスマスの幽霊”のシーンのなんとすばらしくゴージャスなこと!

 だけど、ちゃあんとロウソク・シャンデリアならではの独特な色合いを忘れない。実にキャメラと照明が上手い。

 そしてなによりも素晴らしいのは主演のアルバート・フィニーの老け役(写真左)。
 私は最初この作品を1975年頃にNHK教育テレビのクリスマス特番で観たんです。(ええ、もちろんまだ私も十代でしたよ。)その時は彼のことを知らなかったので、てっきりほんとうの老人だと思って見ていましたから、本来の若い姿になった時は気づかず、別の俳優さんだとずっと信じてましたね。

 なので、のちにヘプバーンとの共演作『いつも二人で』で彼を知った時の驚きときたら!

Christmascarroll02

 そして“過去のクリスマスの幽霊”のシーンに登場する、若き日のスクルージ(写真右)があまりにも老いたスクルージによく似ているので、ははあ、本当の親子俳優なのかと思ったんですよ。でも実はそれがまったくの同一人物による老け役なのだと気づいたときの衝撃といったら!

 当時彼はなんと34歳。そのころすでに若手新進気鋭のシェークスピア俳優として名を成していたとはいえ、彼の老人ぶりには何度観ても本当に驚かされます。CGや特殊メイクだけでは絶対に出せない、骨の髄から演じているホンモノの役者のすごみですね。
 彼の出演作でほかに知られているものに、A・ヘプバーンと共演の『いつも2人で』や『アニー』における坊主頭の大金持ちがあります。どちらも古い部類の映画になってしまいましたが、そう聞くと「ああ!あの…」と合点なさる方もおられるのではないでしょうか?彼はこの演技で1970年度ゴールデン・グローブ主演男優賞を貰ってますね。

 イギリス映画なので馴染みの俳優さんは少ないのですが、脇を固める俳優たちも並みの実力じゃないことが判ります。若き日のスクルージの雇い主や街のスープ屋も実にいい味出してますね。(写真上左)

Christmascarroll05

 でもやはりなんといっても秘書クラチットの末息子ティム坊や(写真上右)を演じるリチャード・ボウモン君のかわいらしいことといったら。

 日本でも明治や江戸時代が舞台だと、オバケや幽霊が登場しても「まあ、そんなこともあるかな?」とあまり不自然に思わないように、あっちの人も同じように感じるんでしょうか?家の中を幽霊がさまよっていてもスクルージは初めてじゃない、って雰囲気。とはいえ慣れているけどコワイ。
 マーレイの亡霊が現れるときも、突然じゃなくてちゃあんと予兆があるんですね。実に盛り上げ方が巧い。
 さてさて、このマーレイの亡霊(写真下左)。演じているのは『アラビアのロレンス(写真下中左)』『戦場に架ける橋(写真下中右)』のサー・アレック・ギネスなんですね。え、誰、ですって?お若い方は『スター・ウォーズ』のオビ・ワン・ケノービ(写真下右)、と申した方がよろしいですか。
 その“オビ・ワン”もいまやユアン・マクレガーの方を連想される方のほうが多いのかも。
 元祖オビワンは惜しくも2000年に亡くなりましたが、この作品ではおどろおどろしい亡霊を演じつつも、ガラガラの話し声や、逆回しみたいなヘンな動き方など、彼自身がすごく楽しんで演じていますね。

 マーレイは亡霊なのでぼうっと霞んでいて半分透けて見えるんですが、1970年の作品ですのでCGなどありませんし、特殊撮影もその程度の最低限しか使われていないんですが、むしろ本当に必要な部分でのみ使われているのでかえって高級スパイスのように効いています。
 たとえばスクルージがマーレイの亡霊によって見せられる、イブの夜空をさまよう亡者どものシーンは下手なCGなど足もとに及ばないほどの迫力で本当にゾオッとします。ほかにも心臓に悪いシーンもありますが、それはご自身でぶったまげて楽しんでくださいね。

 演出上のイタズラもたのしい。幽霊たちに伴われてタイム・トラベルをするスクルージは他の人には見えないし彼の声も聴こえません。だけど彼には皆んながいつもと同じように見えるし聴こえる。逆に本人には物陰になって気づかないところも、カメラアングルが異なる私たち観客には丸見え。
 夢中の本人はてっきり会話に参加しているつもりでも、実は全然相手にされていない。でも妙に会話の辻褄は合っていて。そこのところのズレが随所で皮肉な、皮肉な笑いになっていますね。

 また、ミュージカルにありがちな、歌の盛り込みすぎによる押しつけがましい不自然さがないのも魅力。ほんとうに、登場人物たちが自然に口ずさむように歌が物語に組み合わさっているんです。音楽は『ドリトル先生不思議な旅(1966年)』で1968年にアカデミー主題歌賞を受けたレスリー・ブリッカス。なんと、作詞作曲の音楽だけでなくも脚本も製作総指揮もこの人なんですよ。すごいですねえ。音楽としてはほかに『いつも2人で』『007ゴールドフィンガー』『007サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』も手がけています。


 さて、なんでクリスマスの精霊でなくてゴースト、幽霊なんでしょうねえ。ってあらためて考えてみたら、ゴーストって“幽霊”“亡霊”という意味のほかに、“幻影”とか“おもかげ”といった意味もあるんですね。
 お話の骨子としては、三人の幽霊+マーレイの亡霊との出逢いがスクルージに人生のなんたるかを教えて改心させるという構図ですが、実は幽霊たちはスクルージにそれぞれの世界を見せているだけで、けっしておまえは間違ってるぞ、こうしろ、ああしろなどと説教したり諭したりはしていないんですね。
 幽霊たちは人の形は採っていますが、まさに彼らはスクルージの過去、現在、未来の幻影そのもの。
 それらを改めて見直しながら、あくまでスクルージ自身が自分で色々な過ちを犯していたことに気づいてゆく。あるいは、ちゃんと解っていたけど、目を背けてきたことをひとつひとつ認めてゆくんです。

 勇気を持って自分の過去の罪、現在の認識、未来の不安にちゃんと正面から向き合って自分自身を見つめ直し、大切な一度きりの人生を考えることが大切なのだとこの映画は言ってるんですね。

 悪人でも悔い改めれば…とか、人に施しをするのが善人だなんてお為ごかしの説教じゃなく、悪いことも良いことも、なにもかも自分から出てくるものなんだよ、って言ってるんですね。
 失敗は取り返しがつかない。だけど、気持ちの持ちようだけで人生はやり直せる。いつでも、その気になれば。それに気づくことができた事が人生最高のプレゼント。じつは誰よりもスクルージが自分で自分に最高のプレゼントをする、その感謝の物語なんですね。


 あいにくこの作品に吹き替え版はありません。
 私が知る限り、テレビでの放映はNHKによる字幕版のみだからです。吹き替え版をわざわざ作るには大変な予算と労力が必要ですから。

 実は私がこの作品を最初に観たとき、字幕版でありながら、当時の女性アナウンサーが簡単な解説をナレーションで入れておられたんですが、それがちっとも鑑賞のじゃまにはならなかったんですよ。
 ですから字幕のまだ読めないお子様のおられるお家では、お母さんやお父さんが簡単に説明されてもよろしいかと思うのです。

 劇場でおしゃべりは厳禁ですが、お家で手軽に映画を楽しめる結構な時代ならではの、素敵な鑑賞法のひとつかも知れませんよ。

 そういう意味でも今回、DVDやブルーレイになったのはほんとうに奇跡的だと言えます。私個人はずっとずっとソフト化を熱望していましたが、私が持っているレーザーディスク版以後、長らく欠番状態だったからです。

 さあ、まずはこの映画をご覧ください。

 ちなみに、本来この作品は70mmシネマスコープなのですが、私が持っているレーザーディスク版も、ビスタビジョン版なんですよ。今回ご紹介しているDVDとBDは『9LB』つまりレターボックスサイズなので、だいぶオリジナルに近いはずです。

 ちなみに2006年時、調べてて知ったのですがシネマトゥデイさんによりますと、今年夏に『サイダーハウスルール』『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督によって『クリスマス・キャロル』の再々々々映画化の話が決まった…とありましたが、2011年現在、仮題『エルフ ~サンタの国からやってきた~』とまでなってたものの、話は中座している様子。

 *イメージ画面は本編レーザーディスク版から拝借いたしました。

 もしお近くのレンタル屋さんになくても、ぜひ一家に置いていて欲しい一枚です。そして、お子さんがおられたら毎年クリスマスの度にご覧になってほしいなあ。

 もちろん、ご夫婦だけでもお互いの絆を確かめ合えるはず。───え、あなた、お一人?まあ、私と同じね。でも大丈夫。
 スクルージさんも独り。独りだったのだけど、もうお話の最後には、独りじゃないんですね。

 きっとあなたも口ずさむはず。

 ♪さんきゅ、べっりまっち!さんきゅ、べっりまっち!こんな嬉しい目に遭ったことはない!

 ▲こちらは、主演のアルバート・フィニーのいわば『七変化』とでもいいますか。
 オードリー・ヘップバーンとの名作『いつも二人で』、坊主頭の大富豪を演じた『アニー』そして“灰色の脳みそ”エルキュール・ポワロ。それぞれ、よくぞこれだけ違う見せ方、見え方になるもんだと感心する事間違いなし。

 では、また、お逢いしましょうね……。


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*以下は旧『よろ川長TOMのオススメ座CINEMA』時代に戴いたコメントの再録です。

ここにもお邪魔します(^^)

ラッセ・ハルストレム監督!
大好きなんですよ!
サイダーハウスルールやギルバート・グレイプは傑作だと思います。
あと、あまりメジャーじゃないようなんですが、シッピング ニュース というのもじんわりと優しく哀しく、本当に癒しの映画だと思います。
ケビン・スペイシーが主演です。もしお時間があれば観てください♪
ラッセ・ハルストレム監督の「クリスマスキャロル」
きっと素晴らしい映画になるに決まってますよ~~(^o^)

昔の映画って好きです♪
お金や技術をいっぱいかけたら良い映画ができるってわけじゃないのですよね^^

Posted by:ビタミン店長  at 2006年12月12日(火) 22:22
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おおおっ!鎖に繋がれたTOMさんが!!(違)

これは未見でしたが、私もラッセ・ハルストレム監督の『クリスマス・キャロル』映画化の話はひそかに期待しております。基本的にリメイクって好きじゃないのですが、ハルストレム監督作品には基本的にハズレがないので。
その前に、TOMさんのレビューを拝見してたら、原作を読みたくなってきちゃいました。そっちが先かな。

Posted by:小夏  at 2006年12月25日(月) 11:19
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店長さん、毎度です。
ケビン・スペイシーなら尚更観ないといけませんねえ…観るものが多くて大変です。

小夏さん、毎度です。
≫鎖に繋がれたTOMさんが!!
私、こんなにしなびてません…(;´д`;)むしろふくれていますのよ…って、ほっといて。

Posted by:よろ川長TOM  at 2006年12月26日(火) 15:03
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私の中学生時代に
NHKで放送した吹き替え版を探しましたがもはや存在せず。
残念ですが字幕版でしか見れませんね。
NHKは八犬伝同様、大事なものを
残さない局です

Posted by:ヒヨコ  at 2009年05月07日(木) 15:53
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ヒヨコさん、いらっしゃいませ!
よくぞこうした古い作品、古い記事にコメントをくださいました。感謝します。
吹き替え版もあったんですね。私が観たのは字幕版ですが、冒頭と末尾にかぶせる形で女性アナウンサーの日本語での“説明”が加えてあるという変わったバージョンでした。

たしかに八犬伝だけでなく『天下堂々』『天下御免』などの傑作異色時代劇、さらに大河ドラマでさえも多くの作品が失われていますね。
たいへんもったいない話です。しかしおそらく今と異なりフィルムなのでたいへんな場所を必要とし、管理や倉庫の維持費などの問題で廃棄するときも泣く泣くの処置だったのではないでしょうか。

でもそうしたことを憂い反省し、哀しむ新たな世代の人が今のBSアーカイブやBS映画劇場を企画しているように思えてなりません。
もしかしたら『ニューシネマパラダイス』のエピソードのように、個人的に保有されているものが将来発見されるかも知れません。
当時はたとえ廃棄処分といえどもNHKの保有物は公共財産。勝手に確保・保有したとしたらやはり問題視されたでしょう。
いずれこれらの事が片付き、陽の目を見る日が来る事を信じています。

当ブログではBS映画劇場など全国レベルで放映される作品に限って、私が大好きだった作品が掛かる場合は解説文をアップしてゆく所存です。
ぜひまたお越しください。

Posted by:よろ川長TOM  at 2009年05月07日(木) 17:25

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コメント

こんにちは、長TOMさん

お久しぶりです、コメントありがとうございました。

でかける寸前だったんですが先に来ちゃいました。
これ、すごく観たいんです。詳しい情報ありがとうございます。

今回の3D版もすごく良かったので是非長TOMさんにもミテ頂きたいです!
それでは、、、、!

投稿: mig | 2009年11月20日 (金) 11:27

migさん、ようこそいらっしゃいませ!
このブログになって、migさんが最初のトラバ、最初のコメンターです。
ありがとうございました。最近は観る本数が減っていますので映画ブログでの更新頻度がかなり下がっていますが、ボチボチとは書きますので、これからもよろしくおねがいいたします。

ああ、それにしても。私が持っているLD版をダビングして良いのであれば、どんどんお貸しして観ていただきたいんですけどね〜〜〜

投稿: よろ川長TOM | 2009年11月20日 (金) 15:42

こんにちは。

ミュージカルの『クリスマス・キャロル』。
なんか、懐かしいですねえ。
1970年か…。
アメリカン・ニュー・シネマの出初めのころで、
ぼくなんか、この映画のような大作には、
あえてそっぽを向いていた・・・・・そんなような記憶が、
自分の学生服姿と共によみがえってきます。
でも、これってロナルド・ニームなんだ…。
同じころ、やはりクリスマスもので
『クリスマス・ツリー』というウィリアム・ホールデンの作品もありましたっけ。
いま調べたら、こっちはテレンス・ヤングなんですね。

>ラッセ・ハルストレム監督によって『クリスマス・キャロル』の再々々々映画化

あらら、
ちょっと、どんな映画になるのか想像つかないですね。
でも「ハチ」なんてのも映画化してるしなあ。
意外と、やっちゃうのかも。

投稿: えい | 2009年11月21日 (土) 09:02

えいさん、ありがとうございます。
実は私も劇場では観たことがありません。私がディズニー作品以外の映画を自分の意志で観始めたのは中学生、五年後のジョーズからなので。
だからこの作品もやはりさらに数年後の教育テレビでの字幕放映、それも14インチです。
でも名作にスクリーンの大きさなんて関係ありませんね。二度目に観るまでに記憶にあったのは数々の名シーンと音楽のみ。

しかし世の中には知名度が低かったために埋もれて行く名画が結構多いのが残念です。たまたま観ることになった私のような者は、こうした作品を埋もれないようにするのが義務だと信じております。

投稿: よろ川長TOM | 2009年11月22日 (日) 23:35

♪ サンキュウベリーマッチ・サンキュウベリーマッチ
だーい好きです この歌!
映画館で、70㎜で観ましたよ
映画館を出るとき、おもわず口ずさんでいました

NHKで放映した時、ビデオでもってます
スタンダード版でしたけど
女性アナウンサーの解説版もあったのですか

イギリスのミュージカル映画は、アメリカにくらべると
ちっと地味ですが、「心を繋ぐ6ペンス」もよかったですね

「クリスマスキャロル」の話は、後に 現代のニューヨークを舞台に、「3人のゴースト」として、再映画化されてます

それにしても、忘れられてゆく名画の なんと多いことか
よろ川さん、たのみますよ!

とにかく DVD化されて 良かった よかった

(^^♪ サキュサンキュベーリーマーチ!

投稿: 鴨 南蛮 | 2017年7月20日 (木) 22:33

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