2014年12月 2日 (火)

『FURY』憤怒、というタイトルがすべての答。

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 久々に新作映画を拝見しました。『FURY(フューリー)』。オールドファンには78年ブライアン・デ・パルマの作品が思い出されますが、今回は新進気鋭のデビッド・エアー監督による戦争映画。
 とにかく、とにかく驚きました。こんな見事で緻密な演出方法はみたことがありません。

 ものすごいアクションの中に、深い深い含みが籠められた作品なんですが、お話そのものはあまりにシンプルなので、今回はネタバレせずに見どころを解説するのがなかなか難しい。
 でも、いつものように見どころのお話をさせていただきますね。
  

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2014年4月 1日 (火)

『グレートレース』CGでは絶対作れないドタコメの逸品。

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 はい、みなさんこんばんわ。
 さあ、この楽しい楽しい作品がBSでご覧になれます。もう古すぎて、めったにテレビで放映される事もないので中年の映画ファンでもご存じない方が多くおられるとか。

 制作は1965年ですから実はそれほど古くもないんですが、舞台設定が1908年で、しかも実にいい感じに、見事に活動写真らしい時代感を醸し出しているために、なんだか本当にもっと昔の大正〜昭和初期の“古き良き”時代に居るかのような気になってきますよ。
 本当は片っ端からお話したいんですが、実際にご覧戴くのが一番よろしいので、いつものようにネタバレしないよう気をつけながらこの映画の魅力をお話しましょうね。
  

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2014年3月 4日 (火)

『ローン・レンジャー』笑わぬデップが笑わせる!痛快活劇ここに復活!!

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 はい、みなさんこんにちわ。
 正直言いまして、あまり期待しておりませんでした。ジョニー・デップはシリアスもオトボケもネジの飛んだ役もこなせる大好きな役者ですが、『スウィニー・トッド』以外の昨今の出演作を見る限り、どうしても最近の似たり寄ったりのイカレタ役柄ばかりを連想していたからです。

 でも違いましたね、おなじオトボケでも、やはりジョニー・デップはすばらしい役者でした。
 この映画ほど、DVDで観てよかったと感謝した作品はありません。なんでかって?大騒ぎしてみられるからですよ。
 ヽ(´∀`*)ノ ハッハッハ!Σ( ̄ロ ̄lll) あっ!危ない!(;@д@;)あーっ!ひどい!わっ、びっくりした!わあわあ、やんややんや、それはもう、遠慮なく大騒ぎでご覧いただくためにも、ご自宅でご覧になるのが超オススメです。
 
 さあ、ではいつものようにネタバレなしの解説を進めていきましょうね。
 

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2014年1月26日 (日)

『マン・オブ・スティール』こんな逆風に抗うスーパーマンを待っていた!

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 はい、みなさんこんばんわ。
 突然ですけど、みなさんは『昭和ガメラ』と『平成ガメラ』、どちらがお好きですか?または、『対』のつくゴジラシリーズと、『ゴジラvsビオランテ』または『ゴジラvsキングギドラ』では?
 解りにくいですか?では『バットマン』で、ティム・バートン版とクリストファー・ノーラン版。

 一概には言えませんけど、後の方が好みとおっしゃるなら、この『マン・オブ・スティール』はお気に召すのではないでしょうか。
 私は、大変満足いたしました。いわば、アメリカンコミックは勿論、スーパーマンという作品自体をご存じない方ほど楽しめると思います。
 でもたぶん、映画好きな方にそんな方は居られませんね。だから風当たりは相当強かったでしょうね…
 

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2013年3月15日 (金)

『十二人の怒れる男』異様なほどの共有感にあなたは13人目の陪審員となる。

12angrymen00 原題も同じ『12 ANGRY MEN』。なんともいかめしい、時代めいたタイトル、どこか小むつかしそうな雰囲気、白黒映画、そして40代以下では見た事も聞いた事もない俳優ばかり。
 それだけでスルーされてしまうくらいに、古くなった1957年のアメリカ作品です。

 今更ながら名作中の名作で、三谷幸喜氏もオマージュ作を作ったほど大好きらしいので、タイトルくらいはご存じの方も多いでしょう。
 事実、脚本のしっかりした映画がお好きな方ほど、一度ご覧になれば夢中になって、どっぷり浸ってしまえるのがこの作品なんですね。

 年に数回のペースでNHK-BSの映画劇場で放映される作品なんですが、先の理由と、たいてい昼間の放映という事もあり、やはりスルーされてる事が多いようで。
 でもBSの受信料を払っておられるなら、観たことないのはもったいない。なのでこの機にご紹介させてくださいね。ええ、もちろん魅力と見どころのツボばっかりをご紹介。

 お話的にはネタバレなしですからご安心くださいね…。
 

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2013年3月11日 (月)

『チャールトン・ヘストン』人類4300年の歴史を生きた俳優

C_heston01_2 はい、皆さんこんばんわ。
 チャールトン・ヘストン。ハリウッド黄金期を飾る大俳優のひとり───というより、私にとってはとにかく声優・納谷悟朗さんが演じる俳優、という印象が強い。

 2008年4月5日に84歳で他界されましたが、その5年前にアルツハイマー病にかかっていることを公表されてからは表舞台からは遠ざかっていたとか。
 晩年は全米ライフル協会の会長とかでなにかとキナ臭い存在だった人ですが、現役当時彼ほど大スクリーンの似合う俳優はいませんでした。大も大、シネラマやシネマスコープは彼の主演映画ために開発されたといっても過言ではない。
 といっても、私も彼の作品を映画館で観たことはないに等しいのです。たいてい、テレビの洋画劇場でした。そう、尊敬する淀川先生の、とかね。

 その納谷悟朗さんも2013年3月5日に83歳で他界されたとの報が入りました。
 この黄金のコンビネーションでもう一度、いえ、何度でも観たいのですが、もう叶わぬ事なのでしょうか───。

 さあ、今夜はちょこっと想い出話をさせてくださいね。え?お前の話は長い、ちょこっとなんてウソだろうって?あはは、バレましたか。
 まあまあ、そんなこと云わずにお付き合いくださいな。
 

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2012年10月13日 (土)

『宇宙戦艦ヤマト2199』その旧作補正と挑戦〜私のように続編を拒み続けた人に〜

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 やっと、やっと出逢えました。

『違う、これは今までの上っ面ばかり真似た名ばかりのヤマトとは違う!この、このヤマトこそ38年間待ってた本物の、真のヤマトの魂を受け継いだリメイクだ』そう直感しましたね。

 そう確信したシーンは、どうという事のないワンカットでした…。
 

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2012年8月19日 (日)

『ソードアート・オンライン』まさに渡り鳥!傑作人気SFは昭和のドラマ仕立て。しかし…!

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「渡り鳥!? また旅!? 懐かしいな⋯あ、なんだ、テレビ漫画かぁ(拒否反応)」なんて、まさか今時の映画ファンで、そんなもったいなくもつまらない偏見のある人はいませんよね?

 たしかにキャラクターデザインは“アニメっぽい”可愛いもの。
 アニメが馴染めない、好きになれない人は実はここがネックなんだと思うんですが、一度でも面白い作品をご覧になれば、見る目のある方ならその尋常ならざる豊かな表現力と、ハリウッドでさえもしょっちゅう拝借しに来る斬新なアイデアの宝庫である事に刮目されるでしょう。

 そしてなにより、いまの深夜帯アニメには、コレデモカとばかり見逃すと後悔するほどの“面白い作品”が目白押しなのです。
 

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2012年5月22日 (火)

『フロント・ページ』仕事中毒の人ほど必見の傑作コメディ。

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 さあ、今回は私の大好きな大好きな名優、ジャック・レモンと、尊敬する大監督ビリー・ワイルダーの黄金コンビによる1974年の傑作コメディをご紹介しますね。
 ただしまたまた長いですよ。知っていると面白さが倍増するネタがいっぱいあるんで。
 でももちろん、ネタバレだけはしていませんからご安心を。

 さあ、お覚悟くださいね。…なんです?あまり長いと寝オチしてしまう?
 じゃあ、そこでお休みください。私はいつでもいつまでもここでお目覚めを待ってますよ。
 

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2012年4月19日 (木)

『死刑台のエレベーター』思惑のズレが人生の歯車を狂わてゆく

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 はい、みなさんこんばんわ。
 もう古い映画になりました。でも今も昔も変わらんのが、どっろどろの関係になった“男と女”の末路。しかもそれにキワキワの犯罪が絡んで、おまけに運命の悪戯が手を出すとこんなことになっていく…というのを、やんわりと真綿で首を絞めるような息詰まり方で描いた作品です。

 どうです、じれったいですか?いえいえ、見終わった後にあなた、絶対ため息つきますよ。
 さあ、じんわりと、でもネタバレすることなく解説しましょうねえ。
 

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